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
大熊くんと小熊くんが、空をとぶ飛行船に乗るお話です。小さなタネから芽をだし、大きなかぼちゃに。それにのり海へ空へと冒険へ。
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想像力の不思議な空間をくまさんたちと旅してきて、最後のページの一言に撃たれました。
「おもうこと また たのし」。
思っているから自分たちは存在しているんだ!!
不思議なお話と、不思議な絵の表現が、ここで簡潔しました。
くまさんたちも想像力の空間に参加していたのです。
ここまで来ると、子どもたちには難しいかも知れませんが、人生の大事なことを語っています。
自分たちの存在は思うことから始まるのですね。
大きなカボチャで海を旅したり、空を飛んだり…、その先も続きそうなエンディングは、読者に託されているようです。
夢だからかなわないのではなく、自分たちが思い描く事が出来るから、自分たちは生きているんだ!!
ポジティブな夢を、自分を肯定できる夢を見よう。
自分を見失った高校生、大学生に贈りたいですね。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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