当選者

すたすたじじいさん

オツベルと象：賢治の絵本は数々ありますし、荒井さんの作品も綺羅星のように並んでいます。 その中で、両者のオリジナリティというか楽しさや面白さや物凄さがうまい具合に混ざり合って、素晴らしい絵本の世界を繰り広げてくれる稀有な作品です。 私には特別な、手元に置いて一人で読む絵本です。

ゲストさん

銀河鉄道の夜：ここまで神秘的な画で表現されている「銀河鉄道の夜」は他にはないのでは…と思ってしまいました。本の枠を超えて広がる世界にただただ引き込まれます。

ゲストさん

セロ弾きのゴーシュ：高度なテクニックを持つ絵ではないかもしれない。でも、だからこそゴーシュの荒削りで朴訥な性格が浮き彫りになったようで、ぼくのなかで一番のゴーシュ像になった。

ＭＹＨＯＵＳＥさん

猫の事務所：この絵本で初めて知った作品で、職場でのいじめ、パワハラを描いた驚きの内容でした。 猫の事務所とありますが、もはや人間社会の縮図を見ているようで、胸が痛みました。 最後、獅子が出てくる場面、まっすぐに前を向く猫の姿が印象的です。 挿絵がとても雰囲気があって素敵です！

みいのさん

氷河鼠の毛皮：サスペンス、そしてスリル。舞台は鉄道。堀川さんの絵のおかげで、映画を見ているかのように物語の世界にひたりました。宮沢賢治からのメッセージ、人間社会への警鐘が心に残りました。