各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSの番組「100年インタビュー」から、日本を代表する建築家、安藤忠雄の回を単行本化。 10代でプロボクサーを経験したが、所属ジムを訪れた日本ボクシング界のスター選手の練習をみて、才能の違いを痛感し断念、独学で建築家を志す。若き日に国内外の建築物を見て歩く旅を経験。空き地を見付けると設計図を描いて土地のオーナーに売り込んだが、結果は連戦連敗。しかし、何度断られても、尊敬する建築家のル・コルビュジエを思ってへこたれなかった。その後、数々の建築賞を受賞。東京大学の名誉教授も務め、国内では「表参道ヒルズ」「司馬遼太郎記念館」などで話題をさらい、世界の建築現場をまたにかける。 著者独特の人生哲学、仕事への思い、夢を、具体的なエピソードで知ることができる本書は、建築を志す若者はもちろん、もっと無我夢中で生きたい人にオススメです。
私は昔から安藤忠雄さんの大ファンです。大阪のキタやミナミで仕事中に何度かお見かけしています。また安藤忠雄さんの様々な本を読ませて頂きました。住吉の長屋も拝見しました。私は大阪府茨木市に住んでいますが、光の教会も近いことから拝見したことがあります。それだけにこの本はひじょうに興味深く、読ませて頂きました。これは安藤忠雄さんのパワフルな生き方を伝えてくれます。この本のタイトルは歩きながら考えようということですが、共感できるところがいっぱいありました。この本は素晴らしいの一言に尽きます! (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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