世界で広がるエイズの恐怖。16歳で赤ちゃんを産んだエストニアの少女もまた、エイズ患者だった…。
シリアで犠牲になった後藤健二さんの本です。
この本は他の後藤さんの本と違い、紛争地域で起こっているわけではありません。
しかし、人口の9割がHIVウィルスに感染している町。
そんな話を聞くと他人事のように感じるのではないでしょうか。
3人に2人にしか仕事がない環境で、みんな未来に希望を持つことができません。
そんな状態を忘れるためにアルコールより安い麻薬に手が伸びてしまいます。
お金がないので、注射器はみんなで使い回し、性行為の際コンドームを使用することもしません。
そんな状況でHIV感染者は爆発的に増加しました。
後藤さんは言いました。
感染経路は3つだけ。
性交渉と、注射器の使い回しと、母子感染。
どれも自分で気をつけることで感染を防ぐことができると。
日本はエイズに関しては後進国と言われています。
妊娠したため訪れた産婦人科で初めて感染していたことを知る女性が増加していると、以前新聞の記事で読みました。
麻薬、ドラッグ、注射器、セックス、コンドーム。
ずいぶんあけすけな表現に戸惑いますが、今のうちから教育するのはとても重要だと改めて思いました。 (ヤキングさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子5歳)
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