おんなのこが、すいぞくかんに、やってきました。ガラスのむこうは、どこまでもすきとおった、しずかなみずのせかい。おんなのこは、いつのまにか、みずのなかで、さかなたちとあそんでいました。
水族館の大きな水槽にぴたっと張り付いてお魚たちを見ていたら、自分も中に入って泳いでいるような、あるいは吸い込まれてしまいそうな、不思議な気分になることってありますよね。
ある女の子の、そんなイメージを描いた画集のような絵本です。
文は最初の1ページと最後の1ページのみで、あとはきれいな水の中に泳ぐお魚たちと、女の子の姿。
一匹の小さな赤いお魚を追って、すいすい気持ちよさそうに泳いでいく女の子。大きなお魚に乗るシーンは気持ちがよさそう!
女の子の服装からすると季節は夏でしょうか。ひんやりした水族館の空気が伝わってきます。
なんだか水族館へ行きたくなってきましたよ。 (にゃごにゃご隊長さん 30代・ママ 男の子1歳)
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