日本を代表する経営者の稲盛さんが、若い人に伝えたい生き方・考え方。 本書はNHKBSの番組「100年インタビュー」で語った内容を、中学生から読めるようにまとめたものです。
鹿児島生まれの稲盛さんは、一中(現在の県立鶴丸高校)の受験に失敗。制服姿の同級生に苦しくみじめになりますが、結核にかかり翌年も失敗して私立中学へ。
その後、猛勉強して大阪大学医学部を受験するも、またもや不合格。家庭の経済事情で浪人できず、地元の大学で一生懸命勉強しますが、卒業時は超就職難。やっと入った会社はつぶれかけ、という挫折の連続。
しかし、とことん研究に打ち込み、成果をあげ、その後、自ら興した「京セラ」「KDDI」を世界的企業に育て上げました。
勉強や仕事の結果=考え方×熱意×能力という方程式を説き、協調性、善意、思いやり、正直、真面目、努力、感謝などの「前向きな考え方」が幸福のカギという、生きていく上で大切にすべきことを伝えます。
もう20年も前でしょうか。
独身で社会人時代に、稲盛和夫氏の本を読み、とても感銘を受けたのを覚えています。
決して何もかもに恵まれ順風に来たわけではない稲森氏の言葉だからこそ、心に響くものがあるのかも知れません。
考え方一つ、これは本当にそうですね。
前向きになれる本なので、中高生にもおすすめに思います。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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