雪がふりつもった翌朝、窓の外をみれば どこもかしこも、まぶしいくらい、まっしろな雪の世界。
はずむ心をおさえながら、外にでてみると 雪でおおわれた一面の野原に小さな小さな動物のあしあと。
誰のあしあとかな? どこまでつづいているんだろう?
気づくと、自然にあしあとを追っています。 雪の上にのこされた手がかりを ゆっくりとたどってみると、そこには・・・。
まっしろな上質な紙の上で、 型押しされた動物たちのあしあとを踊るように指先でたどると、 まるで、雪原に残った本物の動物たちのあしあとを本当に追っているみたい。
白い世界の中、草や岩をめるくと現れる色とりどりの動物たち。 発見するワクワクとドキドキに子どもも大人も夢中になります。
これまでも、あっと驚くスタイリッシュで美しいしかけ絵本を 手掛けてきたアノニマ・スタジオから、素敵な絵本が届きました。 作者は、パリ在住イラストレーターのステフィ・ブロコリさん。 広げるとじゃばらになる雪原は、永遠と続く美しい白の世界を最高に演出します。
絵本ならではの紙の質感にこだわったギフトにぴったりの一冊。 冬のまっしろな雪の世界へ飛び出してみませんか。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
「雪=白い」,その印象を崩すことなく描かれえたしかけ絵本です。
白く積もった雪の中に隠れている動物たちは?
白一面の中に動物たちがインパクトに描かれているのが魅力的です。
雪の朝にもこんなふうに生きているのか〜と想像力も高まるでしょう。
シンプルな中に,生命に対する自然に対するメッセージを感じました。 (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子6歳)
まっしろな一面の銀世界に残っている動物たちの足あと。かくれているのはだあれ? パリのイラストレーターによる、シンプルなしかけ絵本。美しい足あとの型押しがほどこされた紙面をじゃばら式にひろげると、雪の日の散歩道があらわれます。かくれんぼしている動物たちを探しながら、歩いてみてくださいね。
●編集者おすすめポイント 真っ白な紙にほどこされた型押し、めくって見つける喜び、じゃばら式にひろがる造本など、紙に触れる喜びを堪能できるしかけ絵本です。雪の白とあざやかなコントラストをなすカラフルな動物たちをしかけの裏に発見すると、大人も子どももみんな笑顔に。さまざまな楽しみ方ができて、クリスマスプレゼントにもぴったりです。
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