山の奥におかあさんざるとたくさんの子ざるたちが仲良く暮らしていました。
ある時おかあさんざるは、深い谷の向こう側にあるマンゴーの木になる実をとって食べようと、子ざるたちを連れていきます。
簡単に上って採ることのできない様子に、こざるたちがガッカリしています。
が、おかあさんざるは、谷を渡る方法を教えます。
力を合わせ、見事な猿の橋ができ、みな美味しいマンゴーを食べることができました。
こんなに美味しものを人間に見つかると、大変だから谷底に落とさないようにと注意をしていたのですが、・・・・・・。
谷底へ落ちたマンゴーを拾った釣り人が、王様へ献上したところ、この果物の在処を突き止めに、王様はお供を従え、川を上って、・・・・・・。
マンゴー美味しいですもんね、人間だって知ってしまったら、やって来ますよね。
王様が見つけた木の上には、今日も、さるの親子が食べに来ていました。
それを追い払えと命令した王様でしたが、さるの親子の必死の逃走方法に、感じ入り・・・・・・。
こちらの作品は、母の子を思う気持ちを中心に描かれていますが、
出典は、インドの説話集のようで、母親ではなく優秀なリーダーの話として、書かれているようです。
どの命も失わぬようにというおもい、力を合わせることの尊さを説いている作品です。
(アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)
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