7にこだわる天才少女の不思議な成長物語
主人公のウィローは、高い知能を持つ十二歳の少女。最大のこだわりは、数字の7と植物。7はウィローにとってのラッキーナンバーなのだ。養父母の突然の死によって出会った人たちと家族になるまでを感動的に描く。
作者のホリーは、映画監督や脚本家としても活動していて、本作品は、2013年に発表されました。発売後、ニューヨークタイムズベストセラーリストに長い間ランクイン、アマゾン2013年ベストブックに選ばれるなど、アメリカで大好評のベストセラーYAです。現在も、アマゾンランキング20位以内をキープしています。
天才児だけれど人とつきあうのが苦手な12歳の少女ウィローが、自分の生きる場所を見つけていく物語。 唯一の理解者の養父母の突然の死によって、ひとりぼっちなってしまったウィローが、困難を乗りこえ成長していきます。 施設に入ることから逃れるために、ちょっとだけうそをついて、会ったばかりのベトナム人家族と一緒に暮らすことに。協力したのは、学校のカウンセラー。
ちょっと変わった登場人物が繰り広げる、奇妙な家族の物語。
家族とはなにか、人と人との結びつきについてを感動的に描きます。
物語や小説が映画化されたものって(私が本の世界にのめり
こんでしまうせいか)、たいてい「本の方が素敵」と思って
しまうのですが、この物語は「映画も観てみたいなあ」と思
ってしまいました。
とってもよかったのです。最初のうちは主人公の独特な感じが
気になって「これ、映画化するの大変じゃないのかしら?」と
思っていたのですが(映画化されると書いてあったので)。
けれど、読み進めるうちに独特だけれど、その独特さゆえに
まわりの人々を変えていくところや、植物がたくさん登場する
ところなどがいいなあと思って。
映像で観たら、また違った良さが感じられるのかもしれないな。
植物のお世話もしたくなります。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子9歳)
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