竹島にいたニホンアシカと、島根県の隠岐島民の交流の史実を物語化。隠岐と竹島の深い関わりを生活者の視点で描いた自費出版本を再編した。巻末に、竹島の歴史やニホンアシカを解説した資料編を収録。
メチ(ニホンアシカ)は、夏になると竹島にたくさんやってきたのですね。
冬の間に大きく育ったアワビや大きな海藻も捕れて、豊かな漁場だったのですね。当時は小さな船なので漁は命がけだったけれど、人々は心豊かに暮らしていたのですね。
けれど1952年に韓国に実効支配されてから、漁ができなくなりました。
調べてみると、以来竹島には韓国の警備隊が常駐し、毎年20万人もの観光客を上陸させているそうです。これではニホンアシカが立ち寄らなくなり、絶滅していくのも当然でしょう。
江戸時代から日本人と共にあった豊かな島。
竹島が日本固有の領土であることが、子どもたちにもわかりやすく
伝わると思います。
私たち日本人が取り戻していかなければならないことを教えてくれる、
力のある絵本だと思います。 (のびのびたさん 50代・ママ )
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