YA文学をリードする、梨屋アリエ短編集! ぼくはシャボン玉のあの子に恋をした。それは触れただけでパチンと消えてしまう、あまりに儚い恋だった――。
ハルカは時々、抱っこしてと言って、ぼくを困らせる。寂しがり屋の彼女に触れられない苦しみが、日を重ねるごとに強くなってぼくの心を潰していこうとは。そして彼女がパチンと消えるたび、ぼくは涙をこぼさずにいられなかった。愛は残酷なのだ。――<「シャボン玉同盟」本文より>
我が子に強くすすめたいわけではありませんが、中高生には共感できる部分の多いストーリーに思いました。
思春期ならではの恋心と不思議な感覚。
大人になったら、わかかったなーと、くすっと思えるのですが。
そういう年頃も愛おしいものです。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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