たぬき城の宝を守るため、日々勉強をする忍者学校の生徒たち。 「でも『たぬきじょうの宝』ってなあに?」 そんな風に思っていたところ、いちじゅうまる、にじゅうまる、さんじゅうまる、はなまるのところへこんな手紙が。 「だれにも みつからずに おしろの たからの へやまで きたら たからを みせてやる」 はなまるたちは、さっそくたぬき城へ向かいます。
待ち受けるのは、めいろ、しりとり、なぞなぞ、逆さことばなど、楽しいことば遊びがいっぱいの試練。 例えば、めいろのような「たぬきばし」を渡るときは、橋に書かれたひらがなを、「た→ぬ→き→ば→し」の順にたどって岸まで行かなければいけません。 石垣は、石のひとつひとつに描かれた絵をしりとりの順で選びます。間違えると振り落とされてお堀へドボン。ほら、いちじゅうまる、気をつけて! 次々に現れるしかけを乗り越えて、みんなは無事にお城へ辿り着けるのでしょうか? そして、たぬき城の宝とは…?
序盤で泣いちゃういちじゅうまるや、「みずすましのじゅつ」が苦手な はなまる、体が重めのにじゅうまると、なんだか親近感のある忍者の子どもたち。 身近な友達みたいに見えてきて、どんどん夢中で読み進められます。
ひらがなを覚え始めた子どもたちから楽しめる言葉遊び絵本。 元気いっぱいのはなまるたちの次の冒険がさっそく待ち遠しくなってしまいます!
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
狸城がそびえる山のふもとに、はなまるたちが通う忍者学校があります。先生は「狸城の宝を守るために勉強するのだ」といいます。でも、狸城の宝ってなあに? はなまるたちがそう思っていると、お城から手紙が届きました。「お城の宝の部屋まで来たら、狸城の宝を見せてやる。殿様」―はなまるたちはさっそく狸城に向かいましたが、途中にはゆく手を阻むさまざまなしかけが…。さあ、無事に宝の部屋にたどりつけるかな?
半田市出身の間瀬なおかたさんコーナーにあったので、図書館から借りてきました。”たぬきじょうのたからのへやのまき”とあったので、やはりたからものが何か気になったのですが、「みどりの
野山、青い海、そこで働く人々、これこそ宝じゃあ。おいしいお米や魚がとれる。」殿様の言葉が、印象に残り、お城から眺める風景が、知多半島に似ていてとても嬉しくなりました。迷路・しりとり・
なぞなぞ・宝探し・逆さ言葉と、楽しい言葉遊びの絵本が、楽しめました。「おまけ さがしてみよう!」で、二度も楽しめました。 (押し寿司さん 70代以上・じいじ・ばあば )
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