星新一・筒井康隆・小松左京......。日本のSFを切り拓いた作家たちの作品は、SFにとどまらず、現代文学、ライトノベルに至るまで広く深い影響を与え続けている。
そんな作品の中から、親しみやすい、ショートショート・短篇を集めたアンソロジーシリーズがスタート。編者はSF・ミステリ評論家の日下三蔵!
1冊目の『時間篇』は、タイムトンネル、タイムトラベルなど時間SFの名作を集める。巻末では、SFの歴史や、各著者のプロフィール、代表作などを丁寧に解説。
古今東西、いろいろな「時間」をテーマに扱ったショートストーリー集です。
時間と一口に言ってもいろいろなタイプのお話が読めてよかったです。タイムトンネル、タイムリープ、タイムマシン…。
個人的には星新一さんの「時の渦」が好きでした。
繰り返し同じ日で過ごす全人類。ただし記憶は持った状態で。幸せな世界に感じました。あー、でも苦しみを抱えた人間にとってはどうなのでしょうねー?
ラストがああくるとは思いませんでした。あのお方が…たしかに。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子11歳、女の子9歳、女の子5歳)
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