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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

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ぼくがいちばんききたいことは

ぼくがいちばんききたいことは

  • 児童書
作: アヴィ
訳: 青山 南
出版社: ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2019年05月25日
ISBN: 9784593535309

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
B6 240ページ

みどころ

家族にまつわる7つのお話からなる短編集。
両親の離婚、再婚。うまくいかない関係性。不在、死。
そんな人間関係のピンチと向き合っている男の子が主人公です。

登場するのは、弱かったり、いなかったり(死んでしまったり)、子どもにとって完璧じゃない家族。
家族内で起きる出来事が生々しくリアルに描かれています。その現実に、敏感に反応する主人公たちは、怒ったり、あがいたり、さびしさや恥ずかしさを感じたり、諦めて受け入れたり。思春期のヒリヒリするような感情が、読者に突き刺さってきます。

この本を読んで感じることは、
家族の現実は、大人だけでなく子どもにも容赦なく降りかかってくるということ。
目を背けさせてあげたくても、誰もが見ないで済む子どもになれるわけじゃない。
自分でなくても周囲にきっとそういう友達がいるかもしれない。

家族って一番近くにいるけれど、お互い知らないこともあります。もしかしたら知らないことばかりかも。
それぞれが抱える問題や、めんどくさいこともいっぱい。だけど、分かってほしいし、やっぱりそばにいたいのです。

いつも心にくっついて離れない、非常にやっかいな「家族」という存在。
彼らの「いちばんききたいこと」は、時に胸にしまわれ、時に爆発して、大人に突きつけられます。
この本を読んで、子どもも大人も、それぞれの立場で、ハッとしたり、深く考えさせられると思います。

淡々と書かれる憂鬱な現実のなかにも、ウィットに富んだやりとりの面白さと、ユーモアがあるのが、作品の魅力。

登場する子どもたちは小学生ですが、味わって読むのは中学生以上におすすめ。大人にも読みごたえのある骨太な一冊です。

(掛川晶子  絵本ナビ編集部)

出版社からの紹介

離婚した父親の家への、月にいちどの訪問。きびしくてたくましい弁護士のパパ。なんでも知ってるおじいちゃん。ママと思いえがく、理想のキッチンテーブル。亡くなったパパの幽霊(みたいなもの)。これから母親が結婚する相手との「採用面接」。生まれてはじめて会う祖父とのキャンプ――いちばん近くていちばん知らない、「家族」のこと。 ニューベリー賞受賞作家アヴィが、さまざまな「家族」をえがきだす7つの短編集。

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