ここに登場するのは江戸の長屋のごくふつうの人々。 庶民のくらしを「江戸売り声」という切り口で総ざらいしたユニークな図鑑シリーズ第二弾!
最近はめっきり少なくなりましたが、「いーしやきーいもー」という焼き芋屋さんや、「さーおやー、さおだけー」とよびかけるさお竹屋さんの売り声を聞いたことはありますか? この本で紹介する「江戸売り声」は、そんな売り声の大先輩。江戸時代には、車も録音機もスピーカーもありませんから、人がてんびん棒をかついで売りあるき、ナマの声でよびかけました。そこでくふうされたのが、独特な節回しや声の調子です。まるで商品のテーマソングのように、個性的な売り声がたくさんありました。 そんな売り声を手がかりに、江戸のくらしを楽しく実感してください。
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