お水取り、花会式として奈良で親しまれている東大寺と薬師寺の修二会。それは仏道実践のための悔過の法要として大切に受け継がれてきた伝灯の法会です。
本書はその知られざる世界を、東大寺の狹川普文管長、薬師寺の加藤朝胤管主、仏教学者の楠淳證氏がやさしく解き明かします。
【本書の構成】 序 辞(龍谷大学文学部教授 楠 淳證)
奈良時代から続く不退の行法――東大寺修二会の世界(華厳宗管長・第二二三世東大寺別当 狹川 普文)
修二会花会式――薬師寺の伝灯法会――(法相宗大本山薬師寺管主 加藤 朝胤)
南都の法会――仏に成る道――(龍谷大学文学部教授 楠 淳證)
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