哲学って一体なんだ? それは果たして学問なのか。「ポストモダン」などというものが本当にあるのか? 本書は、かつて「ニューアカ」かぶれだったという著者が、自らの哲学書遍歴を開陳しつつ、哲学をめぐる自身の長年の疑問に解答する、ちょっとセンチメンタルな思想読本である。 【主な内容】恐らく最重要な哲学書『存在と時間』/キェルケゴールのかっこよさ/構築主義はトンデモ科学/最古の恋愛論はプラトン『饗宴』/フランクフルト学派と『100万回生きたねこ』/デカルトが正しい/ラカンは教祖になっただけ/「フェミニズム哲学」というのは、ない/LGBTを味方にしておけば、まあ安全/「反証可能性があるのが科学」に反証可能性があるのか/いい加減、あまりにいい加減なポストモダン/etc. 附論として「東大生は性格が悪い?」を併録。
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