妖精をつかまえるために森にでかけたあの夜が、すべてのはじまりだった──。
女王陛下の革手袋をつくるため、父親といっしょにケニルワース城へ向かった少年ウィル。そこで女王暗殺の計画に巻きこまれたウィルは、妖精の力を借りて女王を助けようとするが、思いがけず、時空の歪みに投げだされ……。
16世紀のイングランドと日本を舞台に、〈時〉と〈処〉を超えて繰りひろげられる、壮大な歴史ファンタジー。
エリザベス女王と織田信長。その二人が出会うという、時空をこえたファンタジーです。16世紀のイングランドの描写はその時代に紛れ込んでみているかのように詳細で、ひきこまれました。妖精や、さらにその時代を生きた有名人も含まれるなど、盛りだくさんの、怒涛の展開におどろきました。おもしろかったので、それぞれの人物のその後をもっと読みたいな、と思いました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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