かわいいねずみたち、ちょっぴりずるいかわうそさんに、愛らしいこねこちゃん…。楽しく愉快な仲間たちが繰り広げる、8話のおはなし集。一話完結だから、一日一話ずつ読んだり、好きなお話から読み始めたり、楽しみ方は自由です。空想豊かなお話ばかりなので、夜、寝る前の読み聞かせに最適です。
ポイント ・一話完結、8つの楽しいお話が一冊に収録。 ・A4判変型、36頁の大型絵本だから、読み聞かせに最適。 ・一人で読むなら6歳から。読み聞かせは4歳から。
著者の言葉――やすいすえこ
いろんなお菓子がいっぱい、というのが好きです。 子どもの頃、おやつの紙袋をもらうと目はキラキラ胸が踊りました。やぶるように開けると、あげせんべい一枚、飴玉二つ、チョコレートがひとかけら。どれから食べようって、迷ったこと、思い出してもわくわくします。 いろんな色がいっぱい、というのが好きです。 12色の色えんぴつや24色のクレヨンを、机の上にばらまくと、時を忘れます。これはお日さま色、これは野原色……。そっと見ていると、わたしだけの風景が、どこまでも広がってゆくのです。 いろんな面がいっぱい、という人が好きです。 わたしは、いもとさんを、ひそかに――絵筆を持ったおもちゃ箱――と、呼んでいます。 ある時は、飛んだり跳ねたり元気なねこを描き、ある時は、悲しみをこらえる母を描いて、生きてゆく寂しさと喜びを教えてくれます。 すてきなおもちゃでいっぱいの、おもちゃ箱のように、心にいくつも表情をもつ人、いいなって思います。 いろんな童話がいっぱい、という本が好きです。 そんな本を作りたいと夢見てきました。その願いを聞いて、絵筆を持ったおもちゃ箱が、にっこり笑って、ひっくり返ってくれました。 いろんなおもちゃが飛び出した、この絵童話集。楽しんでいただけたら、とても幸せです。
8話のお話が入っているのでちょっと読みたいときなどにも良いですね。どのお話も素敵で、絵も可愛らしくて子供たちに安心して読んであげられる1冊だと思います。読み聞かせに1話ずつ読んでもいいし、時間のある時にはまとめて何話か読んであげても喜んでもらえそうですね。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子7歳)
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