愉快、痛快、妖怪人情物語!
足が早くて気はやさしい、だけどちょっぴり泣き虫なとびのすけ。 ある日、おとっつぁんが謎の病気にかかってしまい、薬をもらいに行っとくれと、おっかさんに頼まれる。おつかいに行く先は、なんと、おばけの国! おっかさんは、人間界にお嫁にきたろくろっ首で、実家はおばけの国の薬屋さんだと打ち明けられる。 ちょっとこわいけれど、おとっつぁんの病気を治すため、とびのすけはすっとび出す。 おばけかいどうをひた走る、とびのすけ。街道沿いには、かっぱ、ひとつめ、おおにゅうどう、からかさ、てんぐに、のっぺらぼう、アマビエまでいて大にぎわい。 立ちはだかる困難を、おばけや妖怪たちの助けも借りながら、乗り越えていくとびのすけ。 ラストは、じんわり心あたたまり、スカッと爽快、元気になれる絵本です!
<児童文学作家・富安陽子さんも絶賛> 「そうきたかー!という展開に、何度も頬がゆるみました。さすが、大島妙子さん。ワクワク、ドキドキ、ゾクゾク感MAX! 愉快で痛快な妖怪絵本の誕生ですね!」
【編集担当からのおすすめ情報】 この絵本、元々は、著者の大島妙子さんが10年温めてきた大長編の物語でした。それをギュギュっと絵本に濃縮しましたので、物語の世界の広さや奥深さが1シーンごとに感じられます。この人情味あふれるおばけの国で、主人公とびのすけと一緒になって、走ったり、遊んだり、ぜひ楽しんでください。
お父さんが病気になって、お母さんがろくろっ首だって知る?!子供にはびっくりの展開ですよね。だけど、お父さんのために怖い思いも乗り越えて元気に走っていく姿にみんな胸を打たれたんでしょうね。周りの人たちの助けのおかげだということもしっかり分かっているという描き方もよいと思いました。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
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