子どもにとって、転校はドキドキの経験ですね。主人公の大谷ときは、両親の仕事の都合で転校が多いのです。そして、今度の転校先は?
前作『ようこそ!へんてこ小学校 おにぎりVSパンの大勝負』で、愉快な、へんてこ小学校を体験した主人公。今回は先生もクラスメートも占い師!?
いろいろな占いの特技を持つ、みんなとの学校生活がスタート。さあ、主人公と一緒に、占い、お守り、おみくじなどの世界をのぞいてみませんか? さりげない言葉遊びに笑いながら、ちゃっかり自分の運勢もチェックしてみてくださいね。子どもだけでの宝探し遠足も、みんなの特技が威力発揮です。
『ぼくのおべんとう』などの作品から、『山に木を植えました』などの作品まで、いろいろな分野で軽妙な絵が魅力的なスギヤマカナヨさん。その世界をオールカラーの読み物の中でたっぷりと楽しめます。 小学校低学年のお子さんから楽しく読める一冊です。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
ぼくの名前は、大谷とき。あだなは、チョキです。ぼくが転校した学校は、うらないの小学校だった! 先生もクラスメイトもうらないし! 校長先生は手相うらないが得意。先生たちは、うらないのプロ!? 算数の授業では、計算による相しょううらない。保健の先生は血えき型うらないを教えてくれる。きゅうしょくは、えんぎのいい食べものがたくさん! そして、学校の大イベント、『六か所めぐり』がやってきた。これは、子どもたちだけで、6か所のポイントをまわって、宝玉を集める遠足! とちゅうまでは、うらないでうまくいっていたんだけどカラスに宝石をうばわれて……。国語、算数、理科、生活などの授業ページでは、知識も身につく! 80ページカラーイラストの、ユーモアいっぱいの物語。『友だちうらない』、『へんてこ学校おもしろ新聞』、カバーから切って使える『スーパーお守り』つき。小学校低・中学年向き。
|