山の上にある「きんたろうようちえん」では、子どもたちは毎日ロープウェイに乗って登園します。そのロープウェイを動かしているのが、園長のきんたろう先生です。きんたろう先生はとても大きくて力もち。しかも、いろんな動物の言葉を話せるのです。
担任の先生は動物たち。園児たちは、くま、おおかみ、さるの先生たちと、自然の中で過ごします。動物と子どもたちが戯れる様子は、なんとも不思議な光景。きんたろう先生が園庭に作ったプールで、オオサンショウウオと泳ぐ子どもたちの様子などは、奇妙でもあり、楽しくもあります。
大人気『ほげちゃん』や『おはぎちゃん』など、ユーモラスでちょっとシュールなキャラクターを次々と生み出してきた、やぎたみこさん。今回のきんたろうせんせいも、ちょっぴりクセのある、なんとも言えない不思議な魅力を持つキャラクターですよ。
やまんばせんせいの作るおいしい給食をみんなで食べ、木陰でふかふかな先生たちとお昼寝。私もこの「きんたろうようちえん」に通いたい!と、大人も子どもも思うはず。この不思議で楽しい空間を、思い切り楽しんでくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
山の上に、きんたろう先生が園長の幼稚園がありました。子どもたちはロープウェイで登園し、先生は動物たち。年少さんはくま先生、年中さんはおおかみ先生、年長さんはさる先生たちとお世話したり、お世話されたり。授業は自然の中でのびのび。やまんば先生の給食をおいしく食べたら、木かげでみんな一緒にお昼寝。ところが、水飲み場からおかしな声が……。子どもたちと動物たちがすごす夢のように楽しい幼稚園のお話です!
ほげちゃん、をはじめとして、やぎさんの絵本のファンです。
きんたろうえんちょうせんせいの、何とも言えない顔つき?表情がいいですね。そして、動物たちが先生、なんて素敵だなぁと思いました。自然が大好きな次女はとてもワクワクした顔でお話を聞いていました。 (ままmamaママさん 40代・ママ 女の子10歳、女の子6歳、男の子4歳、女の子2歳)
|