おはなしを通じて「目と目を合わせて」するあいさつイメージがわかり、その良さも体感できる絵本が登場しました。
主人公は、さなぎになる前に散歩に出かけたあおむしくん。いろいろな動物に出会いますが、小さいゆえに、全体像が見えない動物の顔までたどりつくのに苦労します。
あおむしくんが一生懸命登っている間に、「はなの ながい どうぶつです。 からだが おおきくて ちからもち。なかまや こどもを とても たいせつに します。」とクイズ風のヒントが出ます。 正解の動物を想像しながら読み進めると、ようやく顔までたどりついたあおむしくん。 目と目を合わせて「こんにちは!」と元気よくあいさつができました。
こんな風に、あおむしくんはいろんな動物たちとお友達になっていきます。最後にはお友達も勢ぞろいして、にぎやかに! スタイリッシュな色彩と造形とともに、文章もカラフルに工夫され、音読の際もリズミカルに読んでしまいます。そんな色彩の世界も楽しんでください。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
めとめをあわせて ごあいさつする たいせつさを おはなしに しました。
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