「とりあえず、さけぼうか。あたしの本当の名前」 海とキャベツの町、千葉県銚子市にくらす中学一年生の明音(みおん)は、両親の離婚によって名字が変わったばかり。入学した杜中(モリチュー)では“さんづけ”運動がはじまり、新しい名字が強調されることに。もう最悪だ。 そんなとき、SNSで、地元中学生限定のスレッド【自分の名前がきらいなやつ集まれ #マイネーム 】に出会う。スレッド主のビオが、“さんづけ”運動に反対して、自分の呼ばれたい名前の名札をつけようと呼びかけると、名前にそれぞれの不満を抱える明音たち一年生は熱狂した。そして、「杜中名札事件」がぼっ発する。 仲たがい、裏切り、大人たちの反撃………事件は思いもよらぬ展開へ。 はたして、明音たちの心のさけびは届くのか―――。
友達のことをどう呼ぶか、自分はどう呼ばれたいか、人によっても感じ方はさまざまだったり。
名前の呼ばれたかについて考えさせられます。
親の私の時代は、男子は「〇〇君」女子は「〇〇さん」でしたが、今は男女関係なく「〇〇さん」ですよね。
あだ名も、悪気がなくても呼ばれた側が嫌ならいじめになってしまったり。
自分が子供時代(小学生)のこともふと思い出しました。
30代半ばで中学校の同窓会がありましたが、当時呼ばれていたあだ名(普通に気に入っていた呼ばれ方)でそれこそ30代半ばになった久しぶりの友人達が呼んでくれて、何だか月日が経っても変わらぬ想いを感じて嬉しかったです。
親しみを感じる呼び方、私は好きです。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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