★著者の到達点たる圧巻の傑作!
絵を学びたい一心で 明治の世にロシアへ 芸術と信仰の狭間でもがき 辿り着いた境地――
日本初のイコン画家、山下りん 激動の生涯を力強く描いた渾身の大作
【あらすじ】 「絵師になります」 明治5年、そう宣言して故郷の笠間(茨城県)を飛び出した山下りん。 画業への一途さゆえに、たびたび周囲の人々と衝突するりんだったが、 やがて己に西洋画の素質があることを知る。 工部美術学校に入学を果たし、 西洋画をさらに究めんとするりんは 導かれるように神田駿河台のロシヤ正教の教会を訪れ、 宣教師ニコライと出会う――
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