身近な自然を楽しむ絵本 さまざまに色づく秋の葉っぱ、草花がすっかり枯れ果てた冬の河原にひっそりと息づく、小さな生き物たち。秋から冬へと少しずつ変化していく季節の中で、どんな植物や生き物に出会えるかな? いぬのにっちゃんやねずみ君と一緒に身近な自然を探してみよう。巻末に、植物や生き物の豆知識を解説した図鑑さくいん付き。おもしろい自然の知識がいっぱいの自然観察絵本です。
夏の終わりの風の中に秋の香りが感じられる時期が、一年で一番好きです。その心地よさを娘たちにも感じてもらいたいけれど、やっぱりまだまだ難しい。でも、この本では、そういった季節の気配を感じる力を育むことができるんじゃないかな、と思いました。
この絵本は、秋の始まりから冬の終わりまで、身近な自然の中から季節の移ろいを、いぬのにっちゃんとねずみくんが探すおはなし。
「ゆうぐれ」「あきのいろ」「とうみん」「ふゆのとり」といったシーンごとに、出会える植物や動物の名前、季節の暮らし方などが豆知識と一緒に紹介されています。
どれもこれも、私たちの身近にある自然のものばかり。近所の公園に散歩するときなど、子供と一緒に季節のサインを感じてみようと思いました。
色鉛筆で描かれた優しいタッチのイラストも、とてもかわいらしいです。季節があるっていいな、と改めて感じさせてくれる絵本でした。 (marron7005さん 30代・ママ 女の子7歳、女の子6歳)
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