《人は「還る家」があるから人生という旅のつらさに耐えられる》 子どもに「心の危機」が起きた時、悪態であってもまずは「ただ話を聞き、ただうなずく」こと。そして見た目の「努力」は評価せず、存在していることを「そのまんまでいいんだよ」と絶対肯定する……。著者はこの人間関係を「還る家」と呼び、30年以上、子どもや親の悩みに寄り添い続けながら、根底に据えて相談活動を続けています。 本書は、実際の相談内容や事例、経験を基に1992年から27年間にわたり、信濃毎日新聞教育欄のリレーコラム《コンパス》で書き続けた全232本の中から“時代を超えて参考になる”100本を厳選、単行本にしました。
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