より良い授業を創るには、何が大事でしょうか? 教材の内容が良いことでしょうか? 教材の扱い方が良いことでしょうか? どちらも大事です。
両方が良くなければ、つまり良い教材を良い扱い方で教えなければより良い授業を創りだすことはできません。 数学的に言えば、良い授業にとって、良い教材はその必要条件であり、良い扱い方はその十分条件であると言えます。 このことは逆に言うと、いくら良い扱い方で扱っても、教材が良くなければ、良い授業はできないということになります。
この信念のもとで、新英研は、この60年余りの歴史の中で、「良い教材」を継続的に追及してきました。 そしてこれは、50年記念誌の中で、その題材として、人類の課題に応える教材、「現代」を考える教材、 今を生きる青年の課題に応える教材、人類の文化遺産に関わる教材、新しい発見のある教材の5つにまとめています。
今月の特集は、より良い授業を創るために、「良い教材とは何か」について考察を深め、同時に、 そのような「良い教材」の「良い扱い方」についても実践的に明らかにします。
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