英語習得を妨げる日本人独特の「おりこうさん」マインドを悪魔のごとく削ぎ落とす。
日本の文化の中で育まれてきた日本人のマインド。 それこそが、日本人が英語を話すときに枷となり、アメリカ人が理解に困る英語を生み出してしまいます。本書ではこれを「おりこうさん英語」と名付けました。 日本人が教育されてきた謙譲や謙遜、そして無意識に培われた同調主義的事なかれ精神、つまり「おりこうさん」マインドを悪魔のごとく削ぎ落とし、英語ネイティブであるアメリカ人のマインドに導く……それが「悪魔の英語術」です。
本書は典型的な日本の会社員であるヤマトと、突如やって来たアメリカ人の同僚リリーという架空のキャラクターの対話形式で展開。 「言いにくいことを伝えるとき」などの場面で使える“I hate to say this, but~"や、伝えた後のフォローに使える “Feel free to~"など、日本人にも無理なく使える「脱・おりこうさん英語」のためのノウハウが満載。 また、映画のセリフから学ぶネイティブのマインドや、オンライン会議で使える英語表現、そして実践的な説得・交渉術を指南します。 英語に悩むすべてのビジネスパーソンにおすすめの1冊です。
<目次より抜粋>第1章 脱・おりこうさん英語 言うべきことは遠慮なく言おう/自分ファーストでいい/他人の目を気にしすぎるな/うれしい言葉には素直に感謝/恥ずかしさは自意識過剰かも 第2章 言語は文化。英語社会の文化を映画から学ぶ 『プラダを着た悪魔』/『セッション』/『フェノミナン』/『リトル・ミス・サンシャイン』/『レオン』 第3章 リモート時代の英語術 挨拶や社交辞令は必要最小限に/謙遜や遠慮は不要/オンラインでの実用コミュニケーション英語/オンライン会議のフレーズまとめ 第4章 言語は生き物。柔軟に付き合おう COVID-19時代の新英語/ポリティカル・コレクトネス/新しい人称代名詞 第5章 説得力と交渉力、そしてGo your own way 説得力を磨く/話の組み立て方/交渉力を磨く/マインドの根底にあるもの
<著者略歴>黒田莉々(くろだ りり) 英語コミュニケーション研究家。SNS英語アドバイザー。京都府生まれ。高校卒業後、米国ペンシルバニア州のアレゲニー大学へ正規留学。社会学・文化人類学を専攻、ファインアート副専攻として学位を取得し卒業。大阪芸術大学付属大阪美術専門学校にて、英語、英会話、基礎芸術(造形、デッサン)の授業を長年担当し、英米の芸術系大学への留学コースのアドバイザーも務めた。ビジュアルアーティスト、NFTアーティストでもある。
|