●「問い」が見つかれば答えはいらない ●目標を持つから、人は自由でいられなくなる ●「生きる意味」を考えることを止める ●誰もが悪事に加担している ●下の者こそ敬う ●リーダーの資質とは「自責の覚悟」 ●「すみません」で終わると、「すみません」は繰り返される ●人間の本質は思想より、動作に表れる ……など50の「遺言」と解説。
稀代の雀士として 「20年間無敗」など数々の伝説を残し、 その破天荒な生きざまや思想そのもので 多くの人を心酔させてきた著者が この世に遺す教え。
その凄まじい半生から生まれた言葉を 50の「遺言」としてまとめる。 そこからは、運、勝負勘、駆け引きの秘訣から 独自の死生観までもが熱く伝わってくる。
自分の中に「答え」はある。 この世には、自分にしかできないことがある。
「なぜ生きるのか?」と考える前に それを自覚せよ。
**** (まえがきより) 本書の中で詳しく述べるが、 今まで持っていたものを どんどん失っているのが 嘘偽りのない、 私の現状、今の姿である。
あれもこれも失い、 「捨てるもの、失うものはもうないよ」 となった時、 人は最期を迎えるのだろう。
どんな生き物にも必ず訪れる最期。 そして私にとってのその時はもう、 間近に迫っているような気もする。
では、授けるものが何もないという私が、 本書でみなさんに一体何を伝えようとしているのか。 それは、私自身もよく分かっていないので、 本書をご一読いただき、 みなさんに判断していただく他ない。
確かなことは、 この本には72歳となった「今の雀鬼」が 存在しているということ。 そこから、 読者のみなさんそれぞれに 何かを感じ取っていただければ、 私はそれで十分である。
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