なぜ学ぶのか? 人間本来のあり方への回帰を説く、アクチュアルな哲学入門が新装版として復刊。
【目次】 序にかえて―なぜ学ぶか― 一 哲学は何のためにあるか― 一学生の手紙によせて― 二 倫理学は可能か―この問と現代の精神的状況― 一 人間の「主体性」について 二 自己認識の方法について 三 倫理学の可能性について 三 現代における人間の問題 一 現代における人間 二 「現代における人間」と「人間における現代」 三 「ブルジョア・ヒューマニズム」と現代の精神的状況 四 自己そのものの問題と現代の社会的状況 五 結びの言葉―人間の問題とキリスト教― 四 自己、結婚および親子 一 自己 二 結婚 三 親と子 五 こころの問題と政治的イデオロギー 一 こころの問題 二 こころの問題と学問的方法 三 こころの問題と福音書のイエス像 四 人のこころと政治的イデオロギー 六 現代教育の盲点―宮沢賢治晩年の手紙によせて― 一 宮沢賢治――晩年の手紙 二 一人の人が生きているということ 三 根本的な越権 四 「今の生活を大切に護る」 五 言葉と行動との乖離 六 的確な科学的認識 七 人間的存在を含めて存在とは一般に何を意味するか 一 「存在」という言葉はそのほかの何に対して語られるか―その七つの場合について― 二 「人間的存在を含めて存在一般の意味」を明かにするとはどういうことか ―その真実の意義について― 三 いかにして「存在一般の意味」を明かにすることができるか―その可能根拠ならびに方法について― 四 結びの言葉
あとがき
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