「競争のために学んではいけない」 「学ぶことそれ自体が喜び」 「学び方を変えると生き方が変わる」…… ミリオンセラー『嫌われる勇気』の著者がおくる、幸福に生きる「学び」のヒント!
勉強がつらくて、やりたくない、長続きしない……。 多くの人は受験や資格を取るために勉強し、悩み苦しんでいます。 しかし本来の学びというのは、効率よく目的を達成するためにあるわけではありません。 本書は、哲学者・岸見一郎が、ギリシア哲学、アドラー心理学の知見や、 自らの読書や外国語学習の体験をもとに、コロナ禍の今だからこそ知ってほしい学びの意義、楽しみ方のコツを紹介します。
学ぶことで何かの目的を達成する必要がなければ、効率的に学ぶ必要はありません。 どんなことも、時にはゆっくり、時には集中的に学ぶ、そして、時には中断もしながら、ゆっくり学び続ける。 その時、学び始めた時とはいろいろなことが変わったことに気づきます。 (本文より)
今、学んでいるその時が喜びであり、幸福であると感じられる一冊!!
・誰もが最初は何かのために学んでいない ・競争は学ぶ喜びを奪う ・学ぶことは想起すること ・学びつつあるとともに学んでしまっている ・読書がすべてではないが、学べることは多い ・本があれば一人でも生きていける ・知識は「持つ」ことができない ・紙に書いたものはデジタル化する ・言語に優劣はない ・辞書を引くことを楽しむ ・学びを通して学びを得る ・できない自分から出発する ・偶然を活かして自分の人生を生きる ……
★目次
第1章 なぜ学ぶのか 第2章 そもそも学びとは 第3章 読書は学びの源泉 第4章 書くことは学ぶこと 第5章 外国語学習は世界を広げる 第6章 生きることは学び続けること
★著者について
岸見一郎(きしみ・いちろう) 1956年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。 著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(古賀史健と共著、ダイヤモンド社)、『絶望から希望へ』(大和書房)、『怒る勇気』(河出書房新社)、『プラトン ソクラテスの弁明』(KADOKAWA)、訳書に、アルフレッド・アドラー『個人心理学講義』『人生の意味の心理学』(アルテ)、プラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)など多数。 韓国での講演をきっかけに、英独仏語、ラテン語、ギリシア語などのヨーロッパの言語に加えて、60歳になって初めてアジアの言語の韓国語を学び始める。韓国で出版された著書もある。
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