ワンちゃん、しずかに していてね。ママが びょうきで ねているの。あっ、あめ!せんたくものが ぬれちゃう。どうしよう・・・・・・
病気のママを休ませようと、「今日は静かにする」と決心した女の子。音の出るおもちゃはがまんして、電話にもちゃんと応対しました。でも、突然の夕立とカミナリに、もう限界ー。「子どもは、お母さんを助けたいという気持ちを持っています。その思いを、たとえ失敗しても、方向違いであっても、しっかりと『ありがとう』という言葉で受け止めてあげたい」。作者のそんな願いから、この絵本が誕生しました。素朴なタッチの版画でつづる、心があたたまる絵本です。
絵がセピア色で、ノスタルジックな感じのする絵本です。
母親の具合が悪くて、静かに寝かせてあげようと奮闘する子供の姿がいじらしいです。
わが子にも、こんな風に、思いやりのある子に育って欲しいと思いました。
ただ、母と子とペットの犬が登場するだけで、他の家族(父親)がでてこないことが、ちょっと不満でした。
現代のワンオペ育児問題を考えると、この時の父親の対応も描いて欲しかったです。 (きみーさん 30代・ママ )
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