実習での学びを広げ、深めて、保育現場で活躍する保育者になるためのテキスト 本書は、保育士資格取得を目指す方を対象とした保育実習に関するさまざまな事項を学ぶための本です。 本書には3つの特長があります。 第1に、保育実習に参加するために理解しておくべき項目は、すべて網羅されています。保育実習の仕組み、実習日誌や指導案の書き方、保育原理や障害児保育などの教科目と保育実習の関係性、保育実習後の振り返りの視点など、保育実習に必要な項目はすべて網羅されています。そのため、本書を読むことで保育実習の全体像や詳細を理解することができます。 第2に、保育士資格取得後を見据えた構成や内容になっています。保育士や子どもを取り巻く現代社会の現況、保育実習の現代的な位置づけ、保育実習と保育士の職務との関係性、保育士としてのキャリア形成など、保育実習と現代社会や保育士の職務とのつながりや関係性が、さまざまな箇所で説明されています。保育実習のことだけを独立して学ぶのではなく、保育実習とさまざまな要素を関係させて学ぶことで、保育実習や保育士に対する理解をいっそう広げ、深めることができます。 第3に、初学者でも理解しやすいように、わかりやすく執筆されています。言うまでもなく、わかりやすく書くということは内容を簡単にしたり減らしたりするということではありません。たとえ複雑な内容であっても、初学者が読んでもわかるように書いているということです。そのため、授業前後に予習や復習として本書を読むことで、授業の内容をいっそう理解できるようになります。 (「はじめに」を要約)
|