この絵本のタイトルを見て、「そうそう!その通り!」と共感した方も多いのではないでしょうか?このおはなしは、小学校2年生のしゅんくんの夏休みの自由研究から生まれた感動の物語です。
チャコはメスのしば犬で15さい。人間でいったらもうおばあちゃんです。赤ちゃんの時からいつも一緒だけれど、やっぱりわからないこともある。だからもっとチャコのことが知りたいとしゅんくんは思います。
「チャコの鼻はなんで黒いの?」「どうして昼寝はするのに夜寝ないの?」「なんで赤ちゃんみたいになったり、ピラニアみたいになるんだろう?」しゅんくんは、毎日チャコを観察したり、インターネットで探したり、動物病院の先生にも話を聞いたりして、チャコについて詳しく調べていきます。
チャコは目も見えにくくなってきて、毛も色が薄くなっています。我慢ができなくなったり、できないこともたくさんあるのですが、しゅんくんはそんなチャコのことを、全部ひっくるめて大好きなのです。そんなしゅんくんとチャコのかけがえのない関係を、えがしらみちこさんがやさしく温かく描いています。
巻末にはしゅんくんによる読者へのメッセージや、実際の自由研究、ふたりの写真も載っています。きっとあふれる愛情を感じ、感動することでしょう。
(出合聡美 絵本ナビライター)
ぼくはしゅん、しょうがく2ねんせい。 なつやすみのじゆうけんきゅうは、ぼくのいぬのチャコにきめた。 だって、チャコがかわいかったから。チャコも、わたしをしらべてほしいってかおをしていたから……
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「愛があふれていて素晴らしい!」「最後で涙が!」などとSNSで大反響を呼び(Twitterで約11.8万いいね)、各ウェブメディアやTV等でもとりあげられた小学2年生(7歳)の男の子しゅんくんの、「ぼくの犬はどうしてこんなにかわいいのか」を探る夏休みの自由研究から生まれた絵本です。 シニア犬をいたわり愛する気持ちが胸を打つ、愛情あふれる作品で、犬を飼っている人はもちろん、これからペットを飼いたいと考えている方にもぜひ読んでほしい1冊です。
愛があふれている絵本でした。
夏休みの自由研究で飼い犬のチャコを調べたしゅんくんは、小学二年生。
ひらがなとカタカナで書かれた研究結果には、チャコに対する愛情があふれていました。
研究対象にした動機は、チャコがかわいかったから、チャコが私を調べてほしいって顔をしていたから。
動機がなんともかわいらしくて、頬が緩みます。
こんなに愛されているチャコは、幸せ者ですね。
そしてこんなに愛することができるしゅんくんも、なんて幸せなんでしょう。
とても良い絵本を読ませてもらいました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子21歳)
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