中国が今、アフリカで鉄道事業を推し進めているのはなぜ? 1カ月に1度、世界を一周する「旅するビジネスマン」が じつは世界中で注目される鉄道ビジネスから、世界の新しいルールを読み解く。 鉄道ビジネスは今、世界中で非常にホットな分野だ。中国の巨大な資本が鉄道ビジネスに流れ込み、EU企業も虎視眈々と状況をにらんでいる。 そこにはポスト・コロナ時代の世界ビジネスの潮流を読み解き、乗り切るヒントが満載。 日本のビジネスマンはどう動くべきなのか。 乗るべきか、降りるべきか、日本ビジネスが目指す「次の駅」はどこだ!? 全ビジネスマン必読!!
--目次より(抜粋) 第1章 鉄道ビジネスがデザインする「権力」と「国家」 アフリカは鉄道ビジネスのフロンティア/市街の「15km手前」に新設された駅/世界が求める「スタンダード」とは? 第2章 中国の融資の罠とグローバル・スタンダード 鉄道ビジネスの現実/コストは安全性に優先する!? 第3章 欧米のスタンダードか中国のやり方かの二元論を超える アフリカと中国に共通する「権力観」と「太く短く」/一瞬のタピオカ・ブーム/メイド・イン・チャイナが見当たらない国 第4章 変化と流動の時代のビジネスチャンス テキサスに新幹線?/テクノロジーを向ける先 第5章 会社を辞めて見つけた自分のスタンダード 「できる」ではなく「しない」で守る信用
【著者略歴】 小林邦宏(こばやし くにひろ) 旅するビジネスマン。2001年、東京大学卒業後、住友商事株式会社の情報産業部門に配属されるも、世界中を旅しながら仕事をするという夢を実現するため、28歳で自ら商社を起業し、花、水産物、プラスチックなどの卸売りを開始。「大手と同じことをやっていては生き残れない」という考えのもと、南米、アフリカ、東欧、中近東などに赴き、知られていないニッチな商材を見つけ、ビジネスを展開。著書に『なぜ僕は「ケニアのバラ」を輸入したのか?』(幻冬舎)。
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