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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

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風景と自由 天野健太郎句文集

風景と自由 天野健太郎句文集

著: 天野 健太郎
解説: 斎藤 真理子
出版社: 新泉社

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税込価格: ¥2,200

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作品情報

発行日: 2020年10月12日
ISBN: 9784787720191

224ページ

出版社からの紹介

ボクシンググローブを干せ五月晴れ
記憶には蛙を踏んだ匂いとか
台湾の蜜柑を食べる種やさし
冬の雨ツァイ・ミンリャンが降らすよに
驟雨打つカフェの女が目を覚ます

俳句がいいところは、読み返すと(出来不出来はともかくとして)そのときの風景がすうっと思い浮かぶことだ。それは現実よりもずっとリアルで、写真より抽象的で、前後の時間が断片的に重なりあうような記憶の総合体だ。
ー天野健太郎

人間には風景に惹かれる自由がある。なぜ惹かれたのかわからないこともある。わからないままにそこに立って、風景を見ている自由。わかるまで人と会いつづける自由。わからないかもしれないけれど、言葉を追い続ける自由。
ー斎藤真理子

2018年に亡くなった台湾文学翻訳家・天野健太郎。陳浩基『13・67』、龍應台『台湾海峡一九四九』など中国語文学の話題作を日本に紹介し、多くの読者がその訳文を賞賛した。著者が死の直前まで詠み続けた俳句と、台湾エッセイを集成。韓国文学の翻訳者・斎藤真理子の解説を付す。

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