三浦綾子生誕100年記念出版! 国民的大作家誕生までの挫折と再生の物語
新聞懸賞小説に『氷点』で入選し、一躍国民的大作家となった三浦綾子。1999年の没後も作品の多くが読み継がれ、今なおファンが多い稀有の作家である。それらの作品、テーマは三浦綾子の人生模様と切っても切れない関係にある。敗戦による教育者としての挫折、虚無的生活、自殺未遂、脊椎カリエスによる13年間の闘病。その人生のどん底を経験した彼女を立ち上がらせたものは何か。豊富な写真を交えつつ、再生にいたる道のりをたどる。
【目次】 1 挫折 断章 生い立ち 教員時代 敗戦 闘病
2 光明 断章 前川正 自殺未遂 春光台 受洗 前川の死
3 再生 断章 光世 愛するか? 結婚 氷点 愛の架け橋 挫折が拓いた人生 祈り
わたしの病床生活……三浦綾子(『こころの友』1968年6月号) わたしはなぜ キリスト教を信じるのか……三浦綾子(『こころの友』1966年8月号)
三浦綾子の世界への招き……難波真実 三浦綾子記念文学館案内
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