◇あらすじ◇
横浜の片隅に佇むチョコレート色の小さな店、雨宮骨董店。若きディーラー・雨宮陽人と弟の海星、陽人の旧友で刑事の本木匡士は、アンティークが関わる数々の事件を解決してきた。 そんな中、仕事で長らく海外にいた雨宮兄弟の両親が帰国することに。けれど、帰国したはずの両親がある事件の重要参考人となってしまう。三人は事件に関わる「呪いの椅子」と呼ばれる骨董品を調べ始めるが……。 美と謎に満ちた骨董ミステリ第2弾。
◇登場人物◇
雨宮陽人(あまみやはると) 24歳のディーラー。お人好しで明るく誰からも好かれる。
雨宮海星(あまみやかいせい) 陽人の弟。病弱な人嫌いで、ある不思議な力を持つ。
本木匡士(ほんもくきょうじ) 25歳。刑事。陽人とは旧知の仲。
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