花の咲かない桜は、私のことだったのかもしれない・・・! 迷える茜の選択は? 季節巡る京都岡崎、青春物語!
大学進学か就職か。夏休みに入り、茜は進路に悩み始めていた。 いつでも「他人が優先」の茜は、妹のすみれと自立して暮らすためには 就職するべきと思いつつ、どこかで踏み切れない自分もいた。 そんな折り、近所の児童館で地蔵盆の手伝いをすることになった茜たちは、 奇妙な足跡を児童館のあちこちで見つけて・・・!? 変わらないもの、変わっていくもの、見えるもの、見えないもの。 晩夏の地蔵盆で、秋の文化祭で、正月訪れる父の実家の笹庵で、 それぞれの人が持つ「誰かを想う気持ち」に触れつつ、 自らのやりたいこと、役割に気づきはじめた茜は・・・? 訳あり家族の京都四季折々の庭にさす、新しい朝の光!
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