コリーじいちゃんとマリーばあちゃんのおうちには、庭に大切な畑があります。
♪ブロッコリー ブロッコリー おいしそう ブロッコリー ブロッコリー たべごろだ!
今日はブロッコリーの収穫日。とれたての新鮮なブロッコリーをマリーばあちゃんが料理します。それがもうおいしいのなんの。コリーじいちゃんはニコニコ顔で大満足です。
食べ頃のブロッコリーを、孫のリリーちゃんのために残しておこうと考えたコリーじいちゃん。土曜日にリリーちゃんがやってくると一緒に畑に向かいます。するとびっくり! ブロッコリーがどーーーんと大きくなっていて……。
作者のこばやしかおりさんは二児の母。子育てをしながら、心が温かくなった経験をもとに、絵本を制作されています。本作の登場人物は家庭菜園が大好きなお義父さまと、収穫して食べるのが大好きな娘さんがモデルなのだそう。
表情豊かな愛嬌あるキャラクター、楽譜つきの歌、家の隣にある植物園のめいろなどなど、お楽しみがあちこちに散りばめられた作品。野菜を大切に育てる方法や、おいしく食べる喜びもたくさん感じられます。ぜひご家族でご堪能くださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
野菜はみんな、誰かに大事に育てられて、成長します。 とてもありがたいことです。 でも、せっかく大きくなったのに、 採らずにそのままにされた野菜は、どんな気持ちかな? という想いを元に、制作した絵本です。 家庭菜園が趣味の義理父と、娘をモデルに描きました。
本作で、NPO法人幼年教育・子育て推進機構 創作童話・絵本・デジタル絵本コンテストの創作絵本部門にて、 厚生労働大臣賞を受賞しました。(2023年3月)
ブロッコリーのうたや、迷路が楽しいらしく、子ども達は何度も楽しそうに読んでいます。我が家はブロッコリーはもともと好きでしたが、嫌いな子も好きになるんじゃないかなぁと思います。
大人も、意外と知らなかったブロッコリーのことを学べて、
良かったです。心がほっこりする絵本でした。
(みいあきさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子3歳)
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