制度疲労を起こしている古い「昭和モデル」をリセットする!
かつて順風満帆だった「日本型システム」が、軒並み制度疲労を起こしている。右肩上がりの成長や人口増など「よき時代」の前提が、時代の変化とともに対応しきれなくなったためだ。「国民皆保険の実現・維持」も、もはや名ばかりになっている。 本書は日本の社会保障、教育と人材育成、税制の問題を、データに基づき徹底解明し、解決のための具体策を模索する。さらに、制度改定プロセスを国際比較により他の先進諸国から学ぶ、総合的な一書。
「社会保障・教育・税制一体で改革を提案する」 「日本経済を立て直すための人的投資戦略を描く」 「社会保障制度が現在の姿になるまでの改定プロセスを国際比較により検証する」 「難解な社会保障制度の真の問題を明らかにする」
本書の特長は、この大きく4つに分類できる。年金・医療・家族・雇用など、社会保障の主要分野に加え、人的投資としての教育(社会的投資)、そして負担面の保険料・税制をも視野に入れて問題を分析。より具体的な改革案を随所に提示し、時代の実情に即した制度の再構築に向けて、今後の保険制度・税制改革・人的投資戦略を展望する。
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