東アジア仏教の最重要の概念ともいえる仏性の思想。 中国における歴史的展開と仏性をめぐるさまざまな議論を膨大な文献から繙き明らかにする。
中国本土で版を重ね、台湾、韓国でも出版された基本研究の待望の日本語訳。
【目次】 日本語訳の出版に寄せて 頼 永海 原著序 任 継愈
緒 論 第一章 印度仏性義の略覧と中国仏性論の概観 第二章 法性と真神 第三章 衆生の有性と一分無性 第四章 本有と始有 第五章 性具と性起 第六章 即心即仏と無情有性 第七章 頓悟と漸修 第八章 自力と他力 第九章 中国仏性と漢唐社会
付 録 一、参考仏教典籍一覧 二、主要な参考書目録 原著あとがき 訳者附記 訳者あとがき 何 燕生
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