スポーツ庁の公式体育指導資料ついに書籍化!
○指導と評価が一体化した授業の姿 本書では、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に基づく指導の例と評価方法について分かりやすく示しています。 さらに1つの特色として、「運動が苦手な児童への配慮」「運動に意欲的でない児童への配慮」と「評価」との関連について詳細に示しています。「できない」「意欲的でない」とすぐに評価をしてしまっては、資質・能力の三つの柱を育成することは望めそうにありません。大切なのは、具体的な指導・支援を行うことです。その後、評価を行い、次の指導に生かしていく。このような指導と評価の一体化を図ることが、児童の確かな資質・能力の育成につながっていくのです。そのようなプロセスを本手引では具体的に示していますので、ぜひ、クラスの実態に合わせて実践してみてください。
○2学年間にわたって取り扱う場合の例 本書に示した「指導と評価の計画」「本時の展開」などは、低学年では第2学年、中学年では第4学年、高学年では第6学年で指導する例を示しています。そのため、単元末のページには、2学年間にわたって取り扱う場合の低学年では第1学年、中学年では第3学年、高学年では第5学年の単元全体に関することを示しています。 ※2学年間にわたって取り扱うものとしている「体つくり運動系」の単元では、ここで各内容の取扱いについて示しています。
○二次元コードから指導解説動画の閲覧が可能 本書では、低学年・中学年・高学年の「器械運動系」「ゲーム系」「表現運動系」の紙面において二次元コードを掲載しており、そこからスポーツ庁YouTubeチャンネルの指導動画を閲覧することができます。三つの資質・能力をバランスよく育むことを大前提としつつ、やはり技能をどう指導するかで悩んでいる人のための動画となっています。スローでの再生もあるので、動きのポイントなど、ICT端末で児童と共有してもよいでしょう。
○体育で何を教えるのか 「なぜ、体育の授業に跳び箱運動の学習があるのですか?」児童にこのように問われたら、先生方は何と答えますか? 体育の授業では跳び箱運動のアスリートを育てているわけではありません。跳び箱運動の学習を通して、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の資質・能力の三つの柱を育成していくことが求められます。つまり、技の完成度を高めたり、高さに挑戦したりするだけではなく、「知識及び技能」の習得とともに、「思考力、判断力、表現力等」を育成し、「学びに向かう力、人間性等」を涵養することが重要なのです。この資質・能力の育成に適しているからこそ、跳び箱運動の学習が位置付けられているのです。
?こんな先生におすすめ 体育(運動領域)の指導に悩んでいる人/体育の授業について深く学びたい人/文部科学省・スポーツ庁の最新情報を知りたい人
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