『エモい古語辞典』の著者最新作 2024年大河で話題!「紫式部日記」を令和言葉で超訳 1000年前も現代も、悩むことは皆同じだった――
紫式部は人付き合いが大の苦手なひきこもり作家。 ある日、著作の『源氏物語』がブレイクし、後宮の女房としてスカウトされます。 実家の細いシンママとして娘を養うため、しぶしぶ出仕してみると、 同僚の令嬢たちは氷のように冷たくて、完全にアウェイ。
現代人からしてもやる気が急低下しそうな状況で、紫式部はどう生きたのか。 “天然キャラを演じる”という処世術を編み出したり、「出家したい」と愚痴った り。 日本史で一番有名な女性の中の一人なのに、とても身近な感覚を持った人だとわかり ます。
そんな彼女の「生きるの向いてない」つらみをぶちまけた『紫式部日記』は、 引っ込み思案な女子の内面を覗き見て、成長する姿を追うことができる、 面白いお仕事日記になっています。
本書では、原文を30代OL風の言葉でわかりやすく訳し、 かわいらしい猫のキャラクターが平安文化を解説。 かわもとまいさんによる美麗なイラストを40点以上掲載し、 古典になじみのない方も楽しく読めるようになっています。
また、以下の用途でも本書を役立ていただけます。 ◆2024年大河の副読本として ◆日本史や古文の世界に親しむ導入として ◆加持祈祷や宮廷儀式など当時のリアル記録が満載!創作の参考にも
「口語にしてみたら、まるでカフェで隣から聞こえてきたOLたちの愚痴のようで、紫 式部がますます身近に感じられたのですが、いかがでしょうか」(あとがきより)
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