「ぼく」は野球が好きで、プロ野球選手に憧れている。でもチームでは、いつもみんなの足を引っ張ってばかり。
そんな「ぼく」にある日チャンスがやってきた。 「しゅびに つけ」 まだフライも取ったことがないのに、取れるだろうか……。 「きた!」 「とった!!」 と思ったら、目が覚めて……。
けれど、ボールを取ったその感覚、受け止めた気持ち良さ、空を飛ぶかのような爽快感は体に残っている。
そんな中、試合で本当にチャンスがやってきた。 さて「ぼく」の運命は!?
試合でヒットやホームランを打ったり、飛んでくるボールをしっかり受け止めたり、野球選手に憧れを持つ子どもたちは多いことでしょう。でも実際にやってみると見ているようにはうまくいかず、自信がない子も多いのではないでしょうか。
でも、「ぼく」のようにイメージを膨らませて、自分にもできるかもしれないと信じることができたなら……なにか変わっていくことがあるかもしれません。
憧れや夢をもつ子どもたちへの応援絵本。気持ちがそのまま伝わってくるような「ぼく」の表情の豊かさにも注目してみてくださいね。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
「ぼくは 野球が すきだ プロ野球 せんしゅは ぼくの あこがれだ」 野球が大好きな「ぼく」は、いつもチームでドジばかり・・・ そんな「ぼく」に、ある日チャンスがやってきた・・・! さて・・・「ぼく」の運命は・・・?
あきらめずにチャレンジしてみたら きっと、いいことあるかもね・・・
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