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人間のもっている善と悪をめぐって「二重人格」の代名詞となった世界的な傑作スリラー小説。
中学生の息子が「怖そうな話があった」と図書室で借りてきました。
とうとう息子もこんな本を読むようになったか、とちょっと感慨深い気持ちになりました。
薬を飲むと悪の人格ハイド氏になってしまうジキル博士のお話は、あまりにも有名ですが、改めて読んでみると自分の中の「悪」という部分について考えさせられます。
二重人格、人間の善悪についてなど、何度読んでもテーマを突き付けてくる作品です。
ちなみに息子は「ハイド氏は悪ではないと思う」と言ってました。一つの人格の中での一部なのだから、丸っきり悪とは言えないそうです。
それを感想文にしてみたら?と言いましたが、それは無理だそうな(笑)
この文庫は読みやすい装丁と字の大きさなので、小学校高学年くらいから大丈夫かもしれません。 (きゃべつさん 40代・ママ 男の子13歳、男の子10歳)
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