「フレディから学んだこと」をお書きになったのは、聖路加国際病院のお医者様である日野原重明先生です。 編者が日野原先生にお目にかかるなり、「この絵本がミュージカルになって上演されたら、日本国中に深い感動が 生まれますよ」と話されました。私はうれしくなって「では先生が脚本を書いてください」と申しあげました。 先生はびっくりなさったようでしたが「やってみましょう」と二つ返事で引き受けてくださいました。 脚本のプロローグで、背景にゴーギャンの大作「我われはどこから来たのか・・・」が映しだされ、 日野原先生の分身である哲学者が「人はどこから来て 今、どうあり、これから、どこへ行くのか?」と 独白するところからミュージカルは始まります。この脚本をあえて戯曲化しないでそのまま本に収録したのは、 日野原先生の肉声を読者に感じてほしいという編者の気持ちからでした。 本の後半部分は、「葉っぱのフレディ」にまつわるさまざまな角度からの日野原エッセーが満載されています。 ぜひこの一冊をお読みになって、2004年3月から上演が始まったミュージカル「葉っぱのフレディ」をご覧くださいますようおすすめします。
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