クェンティン・ハーター三世は、とってもいい子。ごはんはおぎょうぎよく何でも食べて、毎晩8時にはベッドに入る。おもちゃのかたづけも忘れない。いつも優等生のクェンティン・ハーター三世だけど、ほんとにこんな子いるのかな? ところが、実は……。子どもの心をうまくとらえた秀作です。
『うるわしのセモリナ・セモリナスさま』のジゼル・ポターの絵が好きで、同じ方が絵を描いたこの絵本にも興味を持ちました。
礼儀正しく育てられた男の子の心の葛藤が描かれています。意外と深い内容なのだと思うのですが、楽しい絵が重く感じずにすみました。
6歳の息子と4歳の娘と一緒に読みましたが、イマイチよく分かっていないようです。こどもにはいろんな面があるんだよなぁと、大人の方がドキッとさせられる絵本かもしれません。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子6歳、男の子4歳)
|