1971年12月に発行された、かがくのともです。
身の周りのもので大きさを比べるところから始まり、単純に
身近なものの大きさ比べの絵本かな?と思ったのですが、
とても大きな山でも遠くから見ると小さく見えるといった、
視覚的な大きさにも触れていき、ハッとさせられます。
そしてさらに「近くで見ても小さいものは本当に小さいのだ。」と、
本当に小さいものの世界へと導きます。
子供向けの絵本ですから、どの程度まで掘り下げるんだろう?
何を「いちばんちいさいもの」として提示してくれるんだろう?と
少しワクワクしながら読んだのですが・・・
なんと!
顕微鏡でしか見れない世界、分子、原子、中性子、電子といった
レベルにまで掘り下げていて、びっくりしました。
子どもの頃にこんな絵本を読んだら、きっと、見るもの全て不思議に
思えてくるでしょうね。そして、どうしてだろう?なんでだろう?と
好奇心が自然に芽生えてくるのではないでしょうか。
こういう絵本は、すごく貴重だと思います。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子9歳)
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